秋も深まり、フィールドワークにうってつけのの季節です。今回は、田沼庁舎前に6人が集合し、2台の車に分乗して田沼の神社巡りです。
初めに足利有綱ゆかりの「御目洗井戸(おめどい)」に行きました。約800年前、有綱が合戦で左目を射られ、この井戸で傷口を洗ったとされる湧き水です。
次に訪れたのが、この有綱を祭神とする「鞍掛神社」です。重傷を負った有綱が馬から鞍を下ろし、鞍の上で腹を切った伝説に因んだ神社です。ここでの見所は本殿を取り巻く素晴らしい彫刻です。藤原秀郷のムカデ退治の話が活き活きと彫りこまれ、色も鮮やかで見る者を感激させます。
三番目が岩崎神社で、長い階段を登ると豪壮な拝殿と幣殿・本殿が迎えてくれて、この本殿の彫刻も見逃せません。
今回も地元の歴史・文化に詳しい金子さんに狛犬の話、昔お年寄りにお聞きした貴重な言い伝えなど語って戴き、瞬く間に予定の時間が過ぎてしまいました。後髪を引かれる思いで、今回のフィールドワークを無事に終えることができました。皆さんに感謝です。(本郷)