佐野市民文化振興事業団友の会S・Cフラワーズは、4月20日(日)田中晴菜監督作品上映記念アフタートークショーを開催しました。今回のトークショーは、佐野市出身・在住の田中晴菜監督5作品が小山シネマロブレにて「栃木県初ロードショー」されたことを記念して開催、田中監督の映画への情熱や作品に込めた思いなどお話いただきました。また、4月12日には監督、出演者による舞台挨拶つきの上映会があり、S・Cフラワーズのメンバーで参加しました。今回は、トークショーと舞台挨拶の様子をレポートします。
田中晴菜監督特集上映 に行ってきました!
4月12日、事業団友の会S・Cフラワーズのメンバーと小山市にある小山シネマロブレへ行ってきました。この日は田中晴菜監督が手掛けた5作品を一気見することができる貴重な機会です。佐野東高校で撮影された「Shall we love you ?」から始まりました。私も女子高出身なので、場所や時代は違いますが、女子高独特の空気感を画面の中から感じ取ることができました。あいち国際女性映画祭の短編部門でグランプリを受賞し、「生人形」を題材とする『いきうつし』では一人で何役もやっているとは気が付かず、見終わったあとにびっくりしました。『ぬけがら』のお母さん(長谷川葉生さん)に気持ちを重ねてしまい、すごく切なかったとS・Cフラワーズのメンバーからコメントがありました。

5作品の上映後は、田中晴菜監督、長谷川葉生さん(壬生町出身)、岡慶悟さん、田中一平さん、森川錦さんによる舞台挨拶がありました。さっきまでスクリーンの中で見ていた役者さんたちを実際に拝見するのは不思議な感じです。みなさん小山市が誇る銘品「結城紬」をまとい登壇され、華やかでした。みなさんの和気あいあいとしたやりとりから田中監督が慕われていることもよくわかりました。
なかなか訪問することのない小山市ですが、S・Cフラワーズの皆さんには私のわがままに付き合っていただき、気になっていたお花屋さんが併設されたカフェでカレーをいただきました。それぞれが感じた映画の感想を共有できる楽しいランチタイムになりました。映画鑑賞の醍醐味の一つです。
アフタートークショーを開催

上映の翌週、事業団友の会S・Cフラワーズ企画「田中晴菜監督作品上映記念アフタートークショー」を佐野市郷土博物館講座室で開催しました。トークショーでは田中監督の映画作りの裏側や、個々の作品に込めた思いをお伺いしました。
後半には、来場者からの質問にお答えいただきました。監督でありながら、脚本や編集もご自身で行っています。私たちのよく知っている商業映画とは環境が異なり、役者もスタッフも少数精鋭で協力して作られるそうです。今後も精力的に映画を製作したいという田中監督の強い思いに、会場全体が応援ムードに。意外だったのは今後撮ってみたい作品は「時代劇」なんだそうです。

近年、YoutubeやTikTokなど、特に勉強をしていなくても動画を簡単に作成・公開ができるようになりました。今回短編映画を大きなスクリーン、音響装置の中で見たとき、やはりスマホやPCの画面でみる動画と映画は違うものなんだなと感じました。
佐野市出身・在住であり、現在企業でバリバリ働きながら映画製作を続けている田中監督。映画が好きで、それに関わる人たちが大好きで、多忙な中でも夢を見失わない姿はかっこよかったです。観る側に想像する余地を与えてくれる田中監督の作品それぞれが、帰り道のドライブに深い余韻を与えてくれました。次回作がとても楽しみです。
田中監督の最新動向はXとInstagram で発信されています。チェックしてみてくださいね。

事業団友の会S・Cフラワーズはメンバーの募集中!
今回見学会に参加したメンバ-は佐野市民文化振興事業団の友の会 S・Cフラワーズです。佐野市の歴史や文化を探求するbe文活フレンズとイベントの企画運営を行うS・Cフラワーズの2グループが絶賛活動中です。先日すぐに満席になってしまったアイシングクッキー教室を企画・運営したのもS・Cフラワーズのみなさんになります。
文化活動やグループ活動をしてみたい方であれば、友の会にご参加いただけます。毎回参加する必要はなく、都合のあう時や興味があるイベントのみ参加する方もいらっしゃいます。もちろん入会金や年会費、参加資格も特段ありません(イベントによっては交通費や実費が発生します)。
気になる方は☎ 0283-55-5666までお知らせくださいませ。日常にわくわくをプラスしたい方、ぜひお待ちしています!