佐野市民文化振興事業団友の会は、6月14日(土)に「春の味覚 たけのこ堀り&料理」を開催しました。佐野市内の竹林をお持ちの方にご協力いただき、食材を採るところから始まったユニークな企画です。お料理講座は佐野市在住の宮澤優子先生を講師にお迎えしました。楽しいと美味しいを満喫した本講座。前日の準備編からぜひご覧ください。
大ピンチ!今年は裏年
たけのこには表年(豊作)と裏年(不作)がある
昨年初めてのたけのこ掘りをして、今年もたくさん採るぞ~と意気込んでいた今年。しかし聞こえてくる不穏なワード「裏年」。歴史や文化に携わっていると、「昔の人が言っていたことは間違えない」と感じることがよくあります。昨年は大豊作の年で孟宗竹も真竹もたくさん採れ、そしてありがたくおすそ分けをいただきました。生まれて初めて、米ぬかでたけのこを下茹ですることを知ったのも昨年でした。「豊作の翌年は不作になる」というのが昔からの定説だそうで、6月に入るころから「たけのこが足りなかったらどうしよう」という不穏な空気が流れ始めました。

機動力なら任せろ!な佐野市民文化振興事業団。前日に別の竹林へ赴き、職員3名で料理用のたけのこ確保に出動しました。出発前、やぶ蚊やヤマビル、マムシなど散々恐怖を煽られたため、近くで見ても誰だかわからない完全武装で出発しました。
竹林に入り、昨年とは違う雰囲気を全員が感じました。本当にない。。。このまま帰るわけにはいかないと、全員でくまなく(目ざとく)探し、何とか必要数を収穫することができました。
虫の恐怖におびえながらも、狩りに行く雄姿は、事業団Instagramにも掲載しています。ぜひご覧ください。

※たけのこ掘りは竹林の所有者に許可を得ています。
春の味覚を採りに行こう!

ここからは講座当日の様子をレポートします!今回の会場は栃本公園からほど近い私有の竹林です。厚い雲の日で集合時間は雨降りでしたが、竹林に向かう時には雨が止み(!)お天気が味方をしてくれました。足元を見ながらたけのこを探します。

竹林のなかにちょこんと鎮座するたけのこを見つけたとき、「かわいい」と思うのは私だけではないはずです。ちなみに採れたての真竹はお刺身で食べることができます。みずみずしくて、甘味があって・・・一度食べたら忘れられない味なので、表年の来年にリベンジしたいです。
たけのこを味わい尽くす料理教室

たけのこを採り終えたあとは、田沼地区公民館へ移動したけのこ料理づくりです。佐野市でお料理教室を主宰する宮澤優子先生に教えていただきました。メニューはたけのこご飯、天ぷら、メンマです!レシピはシンプルですが、ちょっとしたコツでよりおいしくなります。

朝からたけのこ掘りをし、みなさんお腹がぺこぺこ!おいしく召し上がりました。初対面同士でも、おいしいごはんを一緒に囲むと自然と会話がはずみます。たけのこ掘りからお料理まで、春の味覚をたっぷり味わった講座となりました。
ご参加いただいた皆様、お土産に持ち帰ったたけのこはご自宅ではおいしくお料理できましたか?夏にも楽しい講座が目白押しですので、ぜひご参加ください。

事業団友の会S・Cフラワーズはメンバーの募集中!
今回見学会に参加したメンバ-は佐野市民文化振興事業団の友の会 S・Cフラワーズです。佐野市の歴史や文化を探求するbe文活フレンズとイベントの企画運営を行うS・Cフラワーズの2グループが絶賛活動中です。今回の講座はS・Cフラワーズによる企画運営でした。「〇〇、ちょっと気になっているんだよね」ということがあれば、ぜひS・Cフラワーズの活動に参画してみませんか?
文化活動やグループ活動をしてみたい方であれば、友の会にご参加いただけます。毎回参加する必要はなく、都合のあう時や興味があるイベントのみ参加する方もいらっしゃいます。もちろん入会金や年会費、参加資格も特段ありません(イベントによっては交通費や実費が発生します)。
気になる方は0283-55-5666までお知らせくださいませ。日常にわくわくをプラスしたい方、ぜひお待ちしています!