事業団日記– category –
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蓬莱山の石垣[2023.4.17]
野上の奥に蓬莱山神社があります。お堂もあって、そこへ上がる石段がとっても急で、まず登れません。崩落しそうで危険でもあります。そこの石垣が見事で、行くたびに崩れないように崩れないようにと手を合わせています。 明治時代の中頃、そこには庵が... -
何年物かの自然薯[2023.4.10]
実家の庭先の片隅に山芋のりっぱな蔓が伸びているのは知っていたので、ふと掘ってみたくなり先日思いきって挑戦してみました。何本にもなって絡み合い難儀したのですが、なんとか全体を掘り出すことができました。付け根の部分を切り取り、土に埋めてお... -
ビー玉転がしの跡が・・[2023.4.3]
新年度になったので、思い切って事務室の雰囲気を少し変えるために、昨年ワークショップに参加して作成した拙作を壁に掲げてみました。地味な事務室には不似合いで、なんだか違和感さえあります。それでも、ノリで芸術は爆発だ~! と言いたいのですが... -
こんな貴重な天命釜を・・[2023.3.27]
天明鋳物の3回講座が終了しました。最終回に、何と天命釜を用いた茶会を若林家で開いていただきました。これ、とってもすごいことです。天命釜とうたったものにはやや怪しさを漂わせるものがありますが、本物を受講者のために火にかけていただき感謝感... -
椿散るの小路の先に・・[2023.3.20]
季節ごとにこの小路を通って心友に会いに行きます。お彼岸の季節は藪椿の花が散り始める頃で、毎年この静かな風景に出逢うと、少しの間たたずんでしまいます。彼は、どこかの手記に私のことを「畏友」と記していました。いいかげんな生き方しかしてこな... -
風景は様変わりすれど・・[2023.3.13]
先週、鋳物作りの体験会を若林秀真・美延さん親子を講師に行いました。若林鋳造所の工房にお伺いし、みなさん、和気あいあいと楽しい雰囲気で皿つくりに挑戦していました。この若林鋳造所は、もう40年ほど前に初めてお邪魔をした思い出の場所です。民俗... -
花の季節は花粉の季節[2023.3.8]
先日、無料開放の日に足利フラワーパークを散策してきました。バンジーの彩りで園内は華やかな雰囲気に包まれていました。今日は県立高校入試の日です。花粉症で体調を崩している受験生もきっといることでしょう。ここ数日、急に気温が上がり始めて、花... -
巨大な庚申塔[2023.3.1]
日本の中でも安蘇郡は石造物が多い地域で知られていますが、そのこと自体に佐野の人たちは気が付いていません。その中でも庚申塔の数は飛び抜けて多く、佐野の誇れる歴史文化遺産群です。彦間地区にある宇都宮神社手前に、万延元年製の巨大な庚申塔が鎮... -
浜松屋見世先の場[2023.2.21]
先週の12日、4年ぶりに牧歌舞伎がアクトプラザで上演されました。牧歌舞伎は、栃木県でも唯一残る農村歌舞伎で、県の無形民俗文化財に指定されています。今回披露されたのは白浪五人男で知られる演目で、まず先に保存会の大人たちによる浜松屋見世先の場... -
初雪に覆われても・・・[2023.2.14]
これまで、庭先に植える花は苗を購入していたのですが、昨年の秋に一念発起し、カーペットビオラの種を初めてまいてみました。野外での種まきだったため、市販している苗より育ちはずっと遅いのですが、思った以上に発芽率がよく年明けに少しづつ咲き始... -
ザゼンソウ、咲き始め[2023.2.6]
木浦原に市の天然記念物に指定されているザゼンソウ群落があります。でも、そこの写真ではありません。昨日、木浦原の群落地にも出かけてみたのですが、僅かに3芽が確認されただけです。そのうちの一番伸びている新芽のすぐ脇に杉の枝が刺さっていまし... -
感動的なコンサートでした。[2023.1.31]
こんな近くでソプラノ歌手の美声を聞くのは初めてで、その歌声の素晴らしさに圧倒されました。場所柄、30人の定員にしたのですが、半日で40人の申し込みがあり、何とか場所を調整して椅子を40脚まで確保しました。博物館中に響き渡る声量には、会場にい... -
貴重な大規模震災遺構[2023.1.27]
山にVの字の亀裂が入っている貴重な天然記念物があります。これ、どこの山だかわかりますか。そう岩船山です。2011年3月11日、あの震災で山が崩れV字形の亀裂が入りました。これ、すごい天然記念物なんですが、あまり注目されていません。この風景を見... -
ちょっと風変わりなお店[2023.1.19]
山間の風景はいいものです。若い時は、粟野から足尾経由で日光へ出て、山王峠を越えて奥鬼怒まで車を走らせました。車道の行き止まりに車を置いて、日光沢温泉までの道のりをウォーミングアップし、そこから奥鬼怒湿原へ向かいます。子供が小さい頃は、... -
一夜限定の竹灯籠[2023.1.11]
昨年の秋に足利学校で灯り祭りをやっていたので興味を持って行ってみました。その中で、特に竹灯籠に興味を惹かれました。ユーチューブって便利ですね。検索すると作り方がいろいろアップされています。初心者でできるものかどうか不安もあったのですが... -
新春最初の風景は、とりあえず…[2023.1.4]
「明けましておめでとうございます。」をこどもの頃は何故言うのか疑問に思っていました。その頃からおとなたちを斜に見ていたのかもしれません。でも、この歳になると何だかその意味が分かってきたような気がします。私なりの理解なのですが、一年無事... -
年末に餌食となったフナの気持ちは…[2022.12.28]
今年徒然に日記を書き始めましたが、週一のペースで意外と続けられました。始めてから、意識して風景や身の回りの出来事に素材はないかと関心を向けることになり、日常を見直すきっかけともなりました。年を取ると単調なことの繰り返しで日常が過ぎやす... -
芸術作品に挟まれた柚子の木[2022.12.21]
明日は冬至です。太陽の出ている時間が最も短い日です。この時期、あちこちで黄色くなった柚子の実を見かけます。芸術家の吉本義人先生宅の庭先にも柚子の実がなっていましたが、はたして先生は明日柚子湯に用いるのでしょうか。この列の南側にはりっぱ... -
ネギ畑の上で舞う死神[2022.12.14]
「そんなことするのやめてよ!」「うるせぇ!黙ってろ!」「恥ずかしくて、近所を歩けないわ!」「自分の畑で何をしようが俺の勝手だ!」なんて遣り取りがあったか無かったか知りませんが、これいいですね。静かな山あいの畑、それもネギ畑にこんな作品... -
中谷剛さんが訪れたかった場所[2022.12.7]
俳優の岡慶悟さんが都合で舞台あいさつに立てなかったことは心残りでしたが、公益財団法人化10周年記念事業は、友の会やボランティアの方たちのご協力で、コロナ禍にも拘わらず大勢の来場者を得て無事終了しました。いくつものプログラムの中で、記念文... -
五百羅漢像写真展[2022.11.28]
写真家の岡崎稔さんが、11月19日~25日の期間、ホテルサンルート佐野で写真展を開きました。岡崎さんは、以前私が勤めていた職場の先輩です。退職後写真技術を学ぶために大学へ入り直し、卒業制作の一環で徳蔵寺の五百羅漢像をテーマに制作を進めて来ら... -
石垣の裏に込められたものは?[2022.11.22]
11月14日からいよいよ唐沢山城跡の本丸虎口石垣の積み直し工事が佳境に入りました。石垣は、ふつう表面しか見ることができませんが、唐沢城跡の石垣積み直し作業に伴ってその貴重な裏側も見ることができました。またとない経験です。石垣には裏側に石を... -
天正8年以来の出来事とか[2022.11.14]
先週の火曜日、11月8日に織田信長が見ていたかもしれないと話題になった月蝕と天王星蝕が同時にありました。その日は晴天で、全国各地でめずらしい天体ショーが見られたようです。でも、この「天体ショー」とは、なんと風情のない物言いなのでしょう。古... -
紅葉前線も佐野に到着[2022.11.7]
私にとってですが、佐野市を代表する山は熊鷹山と唐沢山です。三毳山と言いたいところですが、栃木市との行政境にあるので、もしかしたら栃木市にとっても自慢できる山の一つかもしれません。熊鷹山は1,169m、唐沢山は242mで、標高はかなり異なります... -
マリリンモンローとマリアカラス[2022.10.31]
マリリン・モンローとマリア・カラスと言えば、20世紀を代表するエンターテナーのお二人ですが、マリリンモンローとマリアカラスは共に薔薇の名前。明らかにお二人の名前からとったネーミングです。昨日ふらっと出かけた公園に、この二つの花が並んで咲...