木浦原に市の天然記念物に指定されているザゼンソウ群落があります。でも、そこの写真ではありません。昨日、木浦原の群落地にも出かけてみたのですが、僅かに3芽が確認されただけです。そのうちの一番伸びている新芽のすぐ脇に杉の枝が刺さっていました。その枝を差した人は何の意図で刺したのかわかりませんが、植物は地面の下に根っこや地下茎をはって健気に生きていることを知らないのでしょうか。そんなこと、小学生でもわかりますよね。まあ、そんなことをやっていると木浦原のザゼンソウ群落はまもなく消滅してしまうでしょう。
佐野市には貴重なザゼンソウ群落を守っている人たちがいます。みんなで守っていきたいものです。どうしたら貴重な自然を大切に守っていけるか、植物の視点で考えていきたいものです。写真を撮った群落は、大事にすれば手遅れにならずに済むような気がします。ちょっと数えただけでも十数か所に芽や花を確認することができました。見学者は、遠くから見守るだけにしてくださいね。