2024.11.3(日・祝)、ナイトミュージアムコンサートat佐野市郷土博物館を開催しました。
今回はサクソフォンとピアノのアンサンブルコンサートとして、佐野市出身のサクソフォン奏者前田佳澄さん、ピアノ奏者の須藤ちひろさんにお越しいただきました。
普段は見られない夜の博物館を貸し切った特別なコンサートです。
日本歌曲「椰子の実」から始まったプログラム。流れ着いた椰子の実に故郷を重ねる詩が、サクソフォンの柔らかい音色とピアノの伴奏によって表現された楽曲です。自然と緊張がゆるむような優しい空気感が会場に漂いました。
その後はジブリメドレー、ジャズやクラシックが融合された楽曲などが続き、サクソフォンとピアノの音色を存分に楽しむことができました。
プログラムの中には、佐野東高等学校吹奏楽部のメンバーとのスペシャルステージもありました。前田さんが佐野東高校の前身、佐野女子高等学校の卒業生であり、吹奏楽部の講師というご縁でご出演いただくことになりました。「緊張する~!」と言いながらも堂々とステージに上がっていきました。前田さんからサクソフォンの種類について解説もあり、会場の皆さんもふむふむと学びの時間も。5名のサクソフォンによるトトロや千と千尋の神隠しメドレーは新鮮でした。
開演前には、博物館スタッフによる第78回企画展「戦国時代を生き抜いた佐野氏と唐沢山城」の特別案内もありました。来場者が1500名目前の人気企画展を解説つきでご覧いただきました。
「清水城というお城が佐野にあったなんて知らなかった!」「書状って全部本人が書いているの?」などコメントや質問も出てきて、みなさんと時間と知恵を共有しながらの展示見学となりました。
また博物館入口には竹あかりの展示も。こちらは竹の採集から穴あけ、設置まですべて手作りで作成されています。はにわや音符など、このコンサートにぴったりの竹あかりライトアップになりました。竹あかりの作成だけでなくコンサート当日の運営も事業団友の会SCフラワーズの皆さんを中心に行っていただきました。
事業団友の会は、イベントの企画や運営を行うSCフラワーズと、佐野市の歴史や文化をするフィールドワークするbe文活フレンズの2つがあります。年齢や居住地に関係なくご参加いただけます。どんな活動をしているかまずは話を聞いてみたいという方はお気軽にお問合せくださいませ。
佐野市民文化振興事業団では今後も市民のみなさまに文化活動の機会を創出してまいります。
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