11月21日(火)文活メンバー5名で、佐野市葛生町の住友大阪セメント(株)へ、かつて石灰を運んだ鉄道の痕跡を見学に行ってきました。正門からまっすぐに伸びる長さ300mくらいの広い道路。これはガソリンカーと呼ばれた機関車で石灰を運んだ線路の廃線跡です。現在の工場も見学してきました。採掘された石は、まず地下パイプで工場に送られて細かく砕かれ山積みにされます。その成分を調整のため、何度も砕いて積み替え、さらにブレンドするため高さ70mの塔の中で高温熱風処理後、1450℃でマグマ状にドロドロにして、最終工程を経て石灰粉が出来上がり。その後、袋詰めし、タンク車に積んで出荷されるそうです。すべてが初めて目にするもので環境問題も考慮した工程・技術に驚くばかりでした。なお、葛生図書館前に操業当時に使用したガソリンカーが展示されていて、昔がしのばれます。 長澤