先週の火曜日、11月8日に織田信長が見ていたかもしれないと話題になった月蝕と天王星蝕が同時にありました。その日は晴天で、全国各地でめずらしい天体ショーが見られたようです。でも、この「天体ショー」とは、なんと風情のない物言いなのでしょう。古来、人は月を眺めながらいろいろなことを想い歌や詩にもしてきましたが、月へのまなざしも時代とともに変わっていきそうです。この「ショー」が見られるのは322年後とのことですが、はたしてそこまで人類は生き延びるつもりなのでしょうか。
この写真は夜の8時40分頃に撮ったものです。天王星が、赤く染まった月に中心軸やや左下から入り込むところです。おわかりになりますでしょうか?