記憶が正しければ、昭和59年の春に市民会館の2階に上って博物館の全景をフィルムカメラで撮影しました。郷土博物館発行の冊子に使用するために撮ったのではないかと思います。博物館が昭和58年の秋に開館したばかりで、周りに植栽した樹木も植えたばかりで枝葉も少なく、それほど茂ってはいなかったように思います。そのため、博物館の建物全体をフィルムに収めることができたはずです。あれから40年、樹木は生い茂り建物の一部は木々に隠れてしまいましたが、当時植えたつつじは歳月が経った今年も咲きほこっていました。当時上った建物はその後取り壊され給食センターになってしまったので、今回はそれに隣接する旧青少年ホームの屋上から撮影しました。カメラはデジタルに変わり、撮影者も歳をとってしまいましたが、数十年ぶりにあの角度から博物館を眺めることができて、時代を超えた不思議な縁を感じています。
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